【読むだけ!簡単】綺麗に撮れるライティング技術③ ~自然光~【FF14グルポ/SS撮影】

光の戦士

ライトの置き方は、部屋の中も、野外でも一緒の置き方でいいの?
色味も考えないといけない?

そんなお悩みのあるヒカセンへ向けて。

前々回ではライトの置き方の基礎編、前回は光源を増やした際の置き方をそれぞれまとめていました。今回は自然光を考慮した光源の配置・色味の使い方にフォーカスしてみます!

!!結論!!

野外では太陽や街灯。
室内では、直射日光や部屋の照明。
それらの光源がどこにあり、どこから当たって、自キャラにどのような影響が出ているかを考慮し、撮影環境に合わせて組み替えて行きましょう!

それでは、早速いってみましょう(σ・ω・)σ

目次

まずは基本的なライトの置き方ふりかえり

前回、前々回と触れてきましたが、ライトの基本的な置き方は「斜め45度から当てる事」。

ライトを増やした場合は、増やした数に応じてキー・フィル・バックと役割があり、取捨選択して取りたい表現を探していく、というものでした。

詳しくは、過去記事へどうぞ!

野外撮影の自然光

【野外:昼】昼の自然光源は太陽

昼の自然光は太陽が主になります。

太陽は明かりも強く、昼時間のETは街灯なども点灯していないため、他の光源もほとんどありません。

そのため、太陽に準じて撮影すると自然な感じに仕上がります。

また、昼の撮影では、光源を多くしすぎたり、色味をつけ過ぎたりすると違和感が出る事もあります。

ex)リムサのビーチで。

例えば、太陽を背に撮影したとき、セオリー通りに斜め45度から置いてみると…。(ex.1)

太陽の光は真後ろからなのに、ライトは前方から照らされている。

野外:昼では、太陽(=自然の光源)はひとつであるため、光源を増やすと不自然さを感じる。

ex.1

かと言って、ライトを使わないと逆光になってしまい、被写体が暗くなってしまう。

そんな時は…。(ex.2)

ex.2

①カメラの角度を変えて、太陽を真後ろから外し、斜め後ろから。すると、太陽の位置(ET経過による太陽の位置)も、被写体の位置も変わってないが、日差しの向きが変わったような印象を受ける。

②ライトの置く位置を、太陽のある方向、角度は少し高めから。

③前方45度のセオリーを捨て、サイドから照らす。

つまり、ライトを太陽と似たような方向から照らすとナチュラルに近づく。(太陽と〝全く同じ方向〟からでなくて構いません)

しかし、これだと、まだ顔が暗い印象になってしまうので、お次は…(ex.3)

ex.3

顔を少し、ライトの方へ向ける。

すると、結果、ライトが前方45度のセオリーに近いような位置から照らす形に収まり、陰影が綺麗に出る。

被写体に合わせてライトを置くのではなく、置いたライトに合わせて被写体の顔の角度を変えるという形になります。

完成!! SSの左側は上から照らされ、反対側の右下に向かうにつれて暗くなっていっている。

以上、太陽の自然光を邪魔せず、かつ被写体のライティングも行った一例になります。

もちろん、逆光感を演出しての撮影もありです。前々回から繰り返しお伝えしておりますが、撮りたい表現によって!


ちなみに、オススメしない例として、ライトに色を付けてしまうと次(ex.4)のようになり不自然になる。

野外ではライトの色付けが適さない場合もあります。

ex.4)青を強くすると不自然だし、暗い。

慣れたらこんな感じのSSも撮れます!

ライトを太陽の方向から強めに当てて、強い日差しを演出。
被写体の左肩あたりにライトの光が強く当たっている。
逆光で被写体が暗くなりすぎないよう、キャラクターライティングもやや明るめに調整。

【野外:夜】夜の自然光は、街灯などの照明

夜の自然光は、街灯の照明、窓からの灯り、夜空の月など、〝太陽の強い光源〟とは違い〝弱い光源〟がいくつも増えます。

※エオルゼアは、ET18:00になると街灯が点灯する。

ex)街灯を使って。

街灯の灯りを光源としてSSを撮ってみました。(ex.5)

街灯の方向からライトで照らして、ナチュラルな感じを目指して。

ex.5

ただ、少し顔に暗さが残ります。

そこで、ライトに色味を足してみましょう。(ex.6)

ex.6

黄色寄りのオレンジのような色味を足してみました。

表情に柔らかい雰囲気と、明るさが増しましたね。

昼の太陽では、色味を付けると不自然さが出る事もありましたが、夜は街灯それぞれ色味が微妙に違います。

そのため、色味のないライトよりも、近くの光源に合わせた色味のライトにすることで、より雰囲気が良くなります。

完成!! 街灯の自然光を生かして、夜らしく陰影を強めに。
そして、何もいじらずとも画面奥にも街灯があったりするので、ただ暗いだけでなく奥行き感が出る。

ちなみに、同じくオススメしない例として、街灯の反対側にライトを置いてみましょう。すると…(ex.7)

ex.7

もともとある自然光(ここでは街灯)と干渉してしまい、のっぺりした印象に。

このような位置にもライトを置きたい場合は、自然光のある方にしっかりとキーライトを置き、反対側をフィルライトにするように置くのがベター。

これらをベースにすると、こんな感じのSSも撮れます。

手前の炎を光源とし、光源の方向からライティング。色味も少し赤みを足して、炎の強さを強調。影絵の副産物も。
実際は、ここまで炎の明かりは強くないです。ライトによる演出。
キャラクターライティングを暗めにして、陰影は強めに。
ライトの当たらない左半身を暗くすることで、ダーク感と炎の明るさを強調。

室内撮影の自然光

室内撮影の時の自然光は、〝直射日光〟〝間接照明〟に気をつけましょう。

室内での自然光は、窓から入る直射日光と、室内灯などで照らされている間接照明になります。

ライトの置き方、色味の考え方などは、野外撮影と同じです。直射日光は太陽の扱いと近いですね。

ただ、昼でも室内灯がある分、野外:昼の太陽ほど直射日光に重点を置かなくても大丈夫です。

窓辺で撮影するときだけ、直射日光の日差しを考慮しましょう。
窓辺以外は、室内灯による間接照明で明るくなっているので、ライティングはやり易いです。

最後に

改めてのまとめになりますが、

野外では太陽や街灯。
室内では、直射日光や部屋の照明。
それらの光源がどこにあり、どこから当たって、自キャラにどのような影響が出ているかを考慮し、撮影環境に合わせて組み替えて行きましょう!

慣れてきたら、どの自然光を使うか・色味を生かすかの選択はすぐ出来るようになります(`・ω・´)


長期出張などリアル都合もあり、更新が遅くなってしまいましたが、ライティング第三段です!
光にまつわるお話はこれで最後になります。
次回は、ライティング番外編として、FF14特有の「瞳のハイライトに注目しよう」というテーマでお送りしたいと思います。

それでは、よきグルポライフを(=゚ω゚)ノ

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